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【気分障害の障害特性について】第3話 ―「調子の波」のコントロール―

2018-06-12
カテゴリ:リボン利用者様
オススメ
こんにちは。「うつ病」という精神障害を持つ私です。
私は「うつ病」を患って以来、ほぼ毎日といっていいほど体調の変化に翻弄されてきました。
 
良いときは気分も良く活動的になりますが、悪くなると何処までも落ち込んで悪くなる。
やがて、体がひどいだるさで動けなくなり、また胸の中をわしづかみにされるような胸苦しい感覚に襲われて寝込むような状態でした。
これは、同じように「うつ病」を患っている方なら誰もが感じる「調子の波」というものですね。
 
「調子の波」は実は健常者にもあって、
日曜日の夕方は気分が乗らない。金曜日はウキウキする。というものと似ている部分があるのかもしれません。
しかし、私達は健常者の方が理解できないくらいその変動が激しく、
また、突然落ち込んで体が動かないなどの身体症状が出て、
苦しくつらい日々を過ごしています。
 
この「調子の波」ってそもそも何なのだろう。
コントロールできないのはどうしてなのだろうか。
そこで私は、まず自分の調子が今どのくらいなのか正確に把握してみようと思いました。
 
睡眠時間以外、一日で起床している間、1時間ごと自分の体調を10段階で数値化してみることを試みました。
この際、体調を心の「気分」と体の「疲労」に分けてそれぞれ7や3など具体的に数値で表してみました。
その数値を結んでいくと「体調の波」と感じていたものがグラフという見える形で現れてきました。
この作業をやって意味があるのかと思う自分は確かにいました。
でも、とにかく半ば無理やりにでもこの作業を続けました。
 
私の場合、グラフの線が緩やかなU字型の時もあります。
良い状態、悪い状態で平行線をたどる時もあります。
また、のこぎりの刃のようにギザギザの時もあります。
そして、「気分」が良いという数値を記入した後には、
やがて必ず「気分」の数値は下がり、最終的に気分の落ち込みが始まります。
 
また、体の「疲労」の数値が高まってくると、やがて「気分」の数値が下がってくる、気分の落ち込みがやってくることが分かってきました。
「気分」が上がりすぎているなと気づくことができれば、少しペースを抑えることで気分が落ち込むのを防ぐことができます。
「疲労」の数値が高いと早めに就寝するなどして疲労の回復に努めることができます。
このグラフをつけることの最大の発見は「自分の体調の真ん中」を知ることができたことでした。
それは、「気分」「疲労」が共に5点という「体調の真ん中」が、
必ずしも自分にとって体調がすごくいい状態の時ではなかったのです。
 
私の場合は、「気分」が5点の時は、むしろ少しだるさを感じているくらいの状態です。
そして、「疲労」が5点の時はやはり同じように少し疲れているくらいの状態です。
今まで自分の中で、良いと感じていた状態はむしろ上がりすぎていたことに気がつけたのは大きな収穫だったように感じています。
最初はその真ん中の状態は非常に居心地が悪いものでした。
少し下がれば、落ち込む方へ行ってしまうのではという
恐怖感もありました。

もっと気分が上がっていないと良い状態ではないと思い込んでいる自分もいました。
ですが、不思議なもので、「体調の真ん中」というのは、上がりすぎもしないぶん、逆に下がりすぎもしないので、
結果的に心身の安定につながっていきました。
 
これに慣れてくれば、上がりすぎず下がりすぎない自分の体調こそが、「普通」であることを「心」と「体」が理解していったように感じています。
そして最初は、小さな点のようなものだった「普通」の幅が広がってくるようになりました。
いま私は、体調の変化のグラフを時間ごとから朝、昼、夜の1日3回で把握ができるようになってきています。
 
これがよく言われる「客観視」の始まりだったような気がしています。
何事もこの「うつ病」に向き合うというのは根気が要ります。
いわば、これも自分の「心」、脳との根比べです。
あせらずに、でもあきらめずに続けていくと必ずあなたの脳、それは「心」が白旗を挙げて応えてくれるようになります。
 
あなたのペースで少しずつやっていけば大丈夫です。
立ち止まっても、後ろに下がっても、また始めれば大丈夫です。
 
気分が良い時に少しずつでもよいので試してみると良いかもしれませんね。
無理せず、自分のペースで、ゆっくりと・・・
 
1.まえがき
2.減点式から加点式の人生(2018.6.15 公開)
3.しなければならない→できる人生2018.6.17 公開
4.調子の波と付き合う人生2018.6.19 公開
5.孤独感との出会い2018.6.21 公開
6.結果より大切なもの2018.6.23 公開
7.リボン以外の過ごし方2018.6.25 公開
8.おわりに2018.6.27 公開

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